apple wood

2019.4.1
category : Veneers

林檎の木 — 果実を超えて、木そのものの美しさへ

現代の林檎は実を収穫しやすくするために低木化されていますが、原生の林檎の木は、10メートルを超える堂々たる姿で森に立っていました。
その幹から現れる木肌は、りんごを思わせるようなやわらかく甘やかなピンク色。芯に近づくほどに深まり、白太とのあいだには、まるで朝焼けの空のような繊細なグラデーションが広がります。
果実だけでは語り尽くせない、林檎の木そのものがもつやさしい力と美しさ。それは、暮らしの中にふと微笑みをもたらすような、温かな存在感を放ちます。



堀部圭一 + 堀部直子   Horibe Associates


Office of Horibe associates
堀部圭一 + 堀部直子   Horibe Associates

 


Hat House
阿曽芙実建築設計事務所 撮影 小川重雄

 

<Bespoke creating image> 突板の並べ方、節加減、白太の形状や位置などオリジナルのデザインが可能です。お気軽にご相談ください。